maison de blanc.

カフェ巡りが趣味のMさんは、各地へ訪れた際に印象的だったデザイン切り取り家づくりに反映。今まで買い集めてきたアンティークの古びた質感や、絶妙な色合いがしっくりと馴染むMaison de Blanc(白い家)が完成した。「アンティークとの出会いは一期一会。ステンドグラスや飾り棚、照明などは一点もので、出会えた時は本当に嬉しかったですね。大切な思い出となっています」とMさん。アンティークが引き立つような深みのあるシャビーシックな空間づくりを意識した。ダブルアーチの廊下には、天窓やデザインの異なる扉を設けて、見せ方や色味までとことんこだわった。さらに、M邸はバリアフリーでもデザインを諦めることなく、いかにおしゃれな空間をつくり出すかをコンセプトにしたフルフラットハウス。

洗面台は車椅子でも膝が当たらない高さにオーダー。鏡の位置をぐっと下げることで、今までできなかったロングヘアのスタイルチェックも可能になった。コンセントやスイッチなど、現場で使い勝手を確認し、車椅子でもプラグが抜きやすい高さに。スロープの両側に敷かれたアンティークレンガは実は脱輪防止のため。安心して暮らせる工夫を隅々まで考えました。

「バリアフリーというと機能面だけで、デザインは二の次になりがちですが、パパママハウスさんは要望を全て実現してくれました。随分悩んで迷いましたが、親身になって相談に乗っていただき本当に感謝ですね。家にいるのがこんなにも楽しいなんて！」。と語ってくれました。