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優しい居場所
温もりのある外観で、訪れる人に安心感を。
産婦人科の助産師としてキャリアを積まれてから、鍼灸師としての勉強をされたオーナー様が、2022年に開業された豊田市の「りんごのき助産鍼灸院」。
可能な限り薬に頼らず、身体の内側の「気」からアプローチする東洋医学を用いて、「症状の根本から改善していく」、「身体をリセットする」ことで、多くの女性をサポートされています。
2階はスタッフルームとして使用できるよう、入口を分けて向かって右側の玄関から入れるようにして、ダブルドアから入れる1階が病棟スペースです。全体を白の塗り壁に、窓はモールを施して化粧を。
「りんごのき」をイメージした屋根
中へ入ると、ブルーグレーで統一された素敵な空間が広がります。
「りんごのき」というお名前の由来から、たくさんの関係者様や患者様にいただいた「りんご」モチーフの飾りが出迎えます。
施術室への扉の屋根には、「りんごのき」をイメージして、1枚1枚色を塗って、重ね貼りした庇。
色のバランスなどはコーディネーターにお任せいただき、松井様にも確認いただきながら丁寧に施工しまし
た。
「りんごのき」の由来としては、東洋医学においてりんごは医者いらずの万能薬として考えられていること、そしてお子様のお名前が「りんご」というそうで、そのお母さんなので「りんごのき」になったのだそう。「りんごのき」モチーフの部分がこの場所を表す一番大切なところなので、施工にはとても気合が入りました。
誰かの素敵なお家に遊びに来ている、そんな感覚で来院いただきたい
医院を建てるにあたりオーナー様が気にされたのが、「いわゆる、THE病院という感じにはしたくなかった」ということ。「誰かの素敵なお家に遊びに来ている、そんな感覚で来院いただきたい」その想いを形にしました。
この応接室は大正ロマンの雰囲気と、特にこだわられたのがこの円形のお部屋。
木造の在来工法で建てるにあたり、この円形の空間に腰壁パネルも円形で貼るというのは、正直かなり大変だった部分ですが、なんとか叶えるべく現場監督が大工さんとたくさん話し合い、実現しました。
育児サークル広場として設けられたスペース
施術室に行く前に広がるのは、育児サークル広場として設けられたこちらのスペース。
マタニティヨガなどのイベントがこちらで行われており、助産師としての経験を活かして、産前・産後のサポートも手厚いのが特徴。
2つ並ぶ扉が、2部屋の施術室で、ロビーから入ってすぐのところには、沐浴を指導できるスペースも用意されています。
施術中はカーテンを閉め切って、落ち着いた光でゆったりとした時間を
施術前のカウンセリングと、施術後のメイク直しにお使いいただけるカウンターと、
ベッド周りをぐるっと回れるゆったりとした施術スペース。
施術中はカーテンを閉め切って、落ち着いた光でゆったりとした時間を過ごしていただき、使わない間は換気がしっかり行えるよう、風を十分に通せる窓を設置しました。
施術室の間は行き来ができるよう、扉を設けさせていただいています。
りんごのき助産鍼灸院
https://ringonoki.crayonsite.com/
愛知県豊田市東保見町池下37−1
HOUSE DATA
住宅概要
間取 | |
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延床 | 214.94㎡ |
竣工 | 2022年12月 |
構造 | 在来工法 |
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敷地 | 398.05㎡ |
所在地 | 豊田市 |